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ロゴストックをやってる、keisuke tohshimaのブログです。

スタートアップ企業のロゴにはマーケティング要素を

ロゴストックやロゴデザインの見本帳にて、多くのロゴに触れてきまして、業種や用途、その企業の成長段階などによって、優れたロゴデザイン、適したロゴデザインというものは違うよなあと考えるようになりました。それをこのブログに書き留めていこうと思います。次のステップへの助走の意味も込めて。
 
まず最初は、スタートアップ企業のロゴデザインについて。

ロゴは「記憶の器」として位置づけられることもあるように、ブランディングには欠かせない要素です。
ブランドは顧客との約束であり、期待を常に裏切らないこと。恋愛に置き換えてみれば、長く愛されるようにするためものと言ってもいいかも知れません。その象徴としてあるのがロゴマークやシンボルマークです。

コンビニで新しいドリンクを見つけたが、スタバのロゴがついているので、どれどれ?と思って買ってしまった。
新しいランニングシューズが欲しかったのでスポーツショップに選びにいったが、結局ナイキにロゴがついているシューズを購入してしまった。

これに似たような経験は、誰にでもあると思います。
すでにそのブランドを認知していて、想起される期待を裏切らないであろうということがわかっているから手にとってしまう。
企業からしてみれば、ブランディングが成功している状態です。

ロゴを見ただけで、品質がある程度わかってもらえてるようなブランドを構築するには、やっぱりそれ相応の長い期間が必要とされます。
そういう意味からもロゴマークは一度つくったら、そう気軽に変更するものではありません。

このように長い目で育てていく必要があるブランド。それについているロゴ。
この育つまでの時間はやっぱり短縮したいもの。特に、スタートアップ企業はそう考えるでしょう。
できるだけ早く、自分たちを覚えてもらいたい。好きになってほしい。
そんな風に思うものではないでしょうか?

それを達成するためには、ロゴデザインのなかにマーケティング要素も加えて考えることだと思います。

マーケティングとは、いろいろと考え方はありますが、ブランディングと対比して考えると、顧客に自分たちの良さをアピールして購入や利用をしてもらうこと。またまた恋愛に置き換えてみると、短期的に、顧客と恋愛関係に陥るよう働きかけるものと言えます。

まず、こちらに気づいてもらうこと、そして一目惚れをしてくれれば、しめたものです。
これがスタートアップ企業やそのサービスには必要なんじゃないかと思います。

ロゴでそのサービス、企業を象徴的に表現するのはもちろんのこと、
顧客にぱっと見で「いいね!」と思ってもらえる、心を動かすことができるロゴであることが重要です。

モノもサービスも情報も溢れかえっている今、たとえ世界を変える画期的なアイデアを搭載したものであっても、それに利用してくれるとは限らない。そもそも気づいてもらえないかもしれない。
サービス自体をしっかり構築することはもちろん大切ですが、ロゴデザインにも気を配るべき。

ぱっと目を引くインパクト。
心の琴線に触れる高揚感のあるもの。
他に似たようなものがなく記憶に刻まれるデザイン。
 
上記があったうえで、長く利用することを前提とした、流行に左右されないシンプルなデザインであること。
そんなロゴを目指したいですね。

ベースとしては、ブランディング要素を意識しつつ、
インパクトと好感度を考えたマーケティング的視点も持ち込んでロゴ制作をする。
 
スタートアップ企業においては、ロゴは非常に重要なツールだと思います。