一期一会のその先
ウメサオタダオ展に行って来ました。
梅棹忠夫氏のフィールドワーク、京大式カード、こざね法。
僕は本でしかそれを知ることしか出来なかったので、実物を見てとても感動しました。
今日のエントリーのタイトル「一期一会のその先」は、ウメサオ展で実際にこざね法をやってみようというコーナーで書いたもの。
3枚の梅棹氏のカードを直感で取り出し、その3枚を並べて+1枚、自分が発想することをカードに書くというものです。
その時は、比較的すらすらと出てきた言葉ですが、ここからが本題、今になってこの意味を深く考えています。
人と会うこと、何かの出来事、すべては「一期一会」として、そのときの最善を尽くす。
たとえ毎日顔を合わせている仲でも、その瞬間は一度しか訪れません。予想していない出来事は頻繁に起きています。
一期一会とは、それを受け入れる開いたカマエを持てということなのではないかと思います。
いつも価値があること、意味がわかることばかりとは限りません。でもすべてを引き受けることなのではないかと思うのです。
そしてその先にあるものとは、何か良いことが起こるとかラッキーとか、そんなことではなくて、現実の出来事を材料にして、未来に価値を生み出すということなのではないかと思うのです。ジョブズ氏の言う「点が線になる」ということです。
「セレンディピティ」という言葉が思い浮かびます。それは「一期一会」を大切にすることで、獲得する能力なのかも知れないと思いました。